「きみがぼくを見つけた日」を見た夜の話
既にここ数年の習慣と化している、
地球の反対に住んでいるネット上での
友人と話した。地球をまたいでと書くと
とても壮大な話に聞こえるのだが
何と一度もリアルであったことのない友人。
とはいえ、2007年ぐらいからの知り合いなので
かれこれ12年にもなるのだ!
その年齢的には兄貴的な彼にいつもは
自堕落なエンドレス的な愚痴話に
付き合ってもらっているのだが、
今日はなぜか神聖幾何学の話をしていて
これからの方針を決めるような心構えが
自分の中で固まった珍しい日となった。
その後、ネット上で以前に見た好きなタイプの
女優の過去作品を探して、なんとなく見始めた。
思いがけず見つけた逸品の映画を観て
それがっきっかけで今、数ヶ月以上の
ブランクを経てこの文章を書いている
この映画を見たおかげである。
少し生活やこれからの人生を考えながらも
今一歩が進めない人に観てもらいたい映画である。
ネタバレしたくもないので、内容には触れないが
特に疲れた中高年に勧めたい一作である。
自分の今の状況、時間というものを非常に
大切にするようになるだろうし、決して
簡単には忘れることができない作品になるだろう。
過去に同じシチュエーションではないが、
雰囲気的に平行宇宙を
扱った作品としてニコラス・ケイジの
「天使のくれた時間」
サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブス共演の
「イル・マーレ」という作品もかなり
ハートにガッツリと来る作品だったが
この作品はもう一つひねりがあって
更にズシンと来るような話である。
何か手応えと収穫も得ることができた映画だった。